わたしの日記

40代のフツーのおばちゃんの日記

友だちのこと

友だちが死んだ。

何もこの歳になれば、友だちや知り合い、親族が亡くなることもそれほど珍しいことではないのだけど。

でも、彼女が亡くなったのを知ったのが1年後だったこと。テレビや新聞、週刊誌にその顛末が報道されていたこと。それも全てショックだった。

高校時代の親友だった。大学時代の大切な時間を一緒に過ごした。彼女が失恋したと聞けば、電車に乗って会いに行った。待ち合わせしても、遅刻魔だった私を怒らずに待っていてくれた。やらかしちゃったことを相談すればダメだよーと叱ってくれた。学生時代、テレビを持っていなかった私は彼女のいらなくなったテレビをもらった。テレビを抱えて中央線に乗って、一緒に私の下宿先まで運んだ。今でも実家にある。

とにかく一緒に過ごしたのだ、16くらいから20代半ばまでは。

いつからか疎遠になって行って、ちょっとした行き違いがあって、連絡を取らなくなって。どうしてもう少し連絡を取りに行かなかったんだろう。彼女のことを大好きだった。

大好きだった大好きだった。

会いたい会いたい。

ごめんねって謝りたい。

でも、もう叶わない。

いつも通りに笑えるし、こめかみの親指大のシミも気になるし、ご飯も美味しいし、ちゃんと眠れているけれど、少し時間があると彼女のことを考える。どうしているかと思う。

まだ彼女がいなくなったことを受け入れられてない。